香りの散歩道


図書館でのささやき

墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

今日のお相手は、私、木村匡也です。

ページをめくる手触りとインクの匂い。
電子書籍にはない、紙の本の魅力ですね。

今から75年前の今日、日本で「図書館法」という法律が公布されました。
私たちが、公共の図書館を利用して、本を無料で借りることができるのは、この法律のおかげです。

図書館でたくさんの本に囲まれていると、心が落ち着くという方もいらっしゃるでしょう。
懐かしい記憶を呼び覚ますような古い本の匂いや、未知の世界の扉を開いてくれる新しい本の匂いが、そうさせているのかもしれません。

こうした図書館の空間をイメージしてつくられた、香水があることをご存じですか。
その一つ、「Whispers in the Library(ウィスパー・イン・ザ・ライブラリー)」という名のフランスの香水は、日本語に訳すと「図書館でのささやき」。

イギリスの名門、オックスフォード大学の伝統ある図書館の古い書物や、大きな本棚の木の質感などを香りで再現した香水です。

本のページをめくる音だけが聞こえてくる空間に、そこはかとなく漂うささやき声のような香り。
この香水をつけて目を閉じると、静まりかえった図書館で、好きな本を開いているような気分になれるかもしれませんね。

どんな香りがするのか、みなさんも想像してみませんか。


「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

4月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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